雨冠に林で「霖」の読み方とは?簡単に解釈

「霖」の読み方とは? 読み方

この記事では、「霖」の読み方を分かりやすく説明していきます。

雨冠に林で「霖」の読み方

「霖」という漢字は訓読みでは「ながあめ」と読み、音読みでは「リン」と読みます。

「霖」の意味や解説

「霖」には「ながあめ(3日以上に渡って降り続く雨)」という意味が含まれています。

「霖」は雲から滴り落ちる雨の象形である「雨」に並び立つ木の象形である「林」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「霖(ながあめ/ながめ)」「長い間降り続く雨」「霖雨(りんう)」を意味する言葉であり、「長雨」とも表記されます。

「霖」の熟語での使い方や使われ方

・『秋霖』【しゅうりん】
「秋の初めの頃に降り続く雨」「秋の長雨」「秋雨」を意味する言葉です。

・『春霖』【しゅんりん】
「春頃、3月から4月にかけて降る長雨」「なたねづゆ」を意味する言葉です。

・『霖雨』【りんう】
「何日にも渡って降り続く雨」「長雨」を意味する言葉です。

・『梅霖』【ばいりん】
「梅雨」「五月雨」を意味する言葉です。

・『雨霖鈴曲』【うりんれいきょく】
「唐の皇帝である玄宗が愛妃である楊貴妃の死を偲んで作った曲の名前」を意味する言葉です。

難から逃れていた玄宗はその途上で暴動に遭い、やむなく楊貴妃へ自害を命じました。

その後、長雨に降られ、調和するように響き合う雨音と馬につけた鈴の音から玄宗は亡き楊貴妃を思い出し、この曲を作ったと伝えられています。

「霖」の名前での使われ方

・『張作霖』【ちょうさくりん】
中華民国の政治家です。

国民党軍の北伐に敗北し、満州へ戻る途中、関東軍らによる列車爆破の工作により死亡しました(張作霖爆殺事件)。

まとめ

「霖」は訓読みでは「ながあめ」と読み、音読みでは「リン」と読む漢字でした。

そして、「霖」には「ながあめ」という意味が含まれています。

読み方
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