この記事では、「煽る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「煽る」の正しい読み方は「あおる」と「ののしる」どちら
「煽る」には2つの読み方があります。
1つ目は「あおる」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
2つ目は「あふる」で、「あおる」の音変化です。
「煽」の音読みは「せん」、訓読みは「あお(る)・おだ(てる)・あお(り)・おこ(る)」、で、「ののしる」という読み方はありません。
ちなみに、音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「煽る」の正しい読み方は「あおる」「あふる」の2つで、意味は同じです。
「ののしる」とは読みません。
「煽る」の意味
「煽る」の読み方は「うちわなどで風を起こして火の勢いを強める」「風が物を揺り動かす」「人をうまくそそのかして、ある行動をするように仕向ける」「写真で低い位置から上向きに撮影する」「相場の高騰をねらって、意図的に大量に買う」「自動車の運転で、わざと前を走る車の後ろにぴったり付いたり、後ろの車の前でわざと低速で走行する迷惑行為」「鐙?(あぶみ)?で障泥?(あおり)?を蹴り、馬を急がせること」です。
「あおる」の語源は「障泥?(あおり)」で、馬の両脇腹に付ける、革製の泥除けのことです。
馬を蹴って速く走らせることから使われる様になりました。
「煽」の漢字は、「火」に「扇(おうぎ)」で「風を起こして火の勢いを強める」という意味で当てはめられました。
「煽る」の言葉の使い方や使われ方
「煽る」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『たき火を起こす為に煽る』
・『後ろの車が煽って来る』
・『野次馬がケンカしている者を煽る』
まとめ
今回は「煽る」の読み方について紹介しました。
「煽る」の正しい読み方は「あおる」「あふる」の2つで、「ののしる」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。