「厳格」とはどのような意味を持つ言葉で読み方は何が正しいのでしょうか。
今回は、「厳格」の正しい読み方と意味について解説します。
「厳格」の正しい読み方は「げんかく」と「がんかく」どちら
「厳格」という言葉の読み方として「げんかく」と「がんかく」の2つが思い当たります。
「げんかく」と「がんかく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「厳格」の正しい読み方は「げんかく」です。
「厳」は「厳選」【げんせん】「威厳」【いげん】など「げん」と読み、「格」は「格下」【かくした】「品格」【ひんかく】など「かく」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「げんかく」が「厳格」の正しい読み方です。
「厳」とよく似ている字に「巌流島」【がんりゅうじま】「巌窟王」【がんくつおう】などの使い方をする「巌」【がん】があります。
「がんかく」は「厳」と「巌」を間違えたことに起因する誤読だと考えられます。
「厳格」の意味
「厳格」とは、「規律に厳しく間違いを許さないこと」を意味する言葉です。
基準やルールなど決められたことに厳しく従うさまを表します。
決まり事や約束をしっかり守るという本来は良い意味で使われる言葉ですが、融通の利かなさや堅苦しさなど好ましくないニュアンスで使われることもある表現です。
判断基準となるルールや決まり事に従う態度を表すので自分の考えにこだわったり気に入らないものを認めなかったりするような客観的な基準が存在しない態度は「厳格」ではありません。
「厳格」の言葉の使い方や使われ方
・『ルールを厳格に適用する』
・『厳格な父に育てられた』
・『安全基準は厳格に定められている』
まとめ
「厳格」の読み方は「げんかく」が正しく「がんかく」は漢字の見間違いによる誤読です。
約束や決まりごとなど重要な物事に関連して使われる言葉なので正しい意味と読み方を憶えておきましょう。