意見が分かれたり対立が生じたりした時に行われるのが「裁定」です。
この言葉は何と読むのが正しくどのような行為を表しているのでしょうか。
今回は、「裁定」の正しい読み方と意味について解説します。
「裁定」の正しい読み方は「さいてい」と「さいさだ」どちら
「裁定」という言葉の読み方として当てはまりそうなのは「さいてい」と「さいさだ」の2つです。
「さいてい」と「さいさだ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「裁定」の正しい読み方は「さいてい」です。
「裁」は「裁判」【さいばん】「仲裁」【ちゅうさい】など「さい」と読みます。
「定」は「定着」【ていちゃく】「決定」【けってい】など「てい」と読むほか、「定める」【さだめる】「定か」【さだか】など「さだ」とも読みます。
それぞれの読み方を組み合わせた「さいてい」と「さいさだ」のうち「裁定」の正しい読み方は「さいてい」です。
「裁定」の意味
「裁定」とは、「物事の善悪や可否を判断し裁いて決めること」を意味する言葉です。
特定の人や機関が物事を裁いて決定することを意味します。
善し悪しを決める場合に用いられる表現ですが、対立する両者の言い分をそれぞれ聞いて判断を下すなど裁く内容は必ずしも必ずしも善悪に限りません。
どちらの主張に筋が通っているか、どちらを支持すべきかなどの判断も一定の権限の下で裁かれるのであれば「裁定」と表現します。
「裁定」の言葉の使い方や使われ方
・『コミッショナーの裁定が下った』
・『レフェリーの裁定により試合は引き分けになった』
・『委員会の裁定によって全てが決まる』
まとめ
「裁定」の読み方は「さいてい」で「さいさだ」とは読みません。
いろいろな場面で使われる重要な言葉なので正しい意味と読み方を理解しておきましょう。