「語彙」が豊富な人は理知的で賢く見えるものですが、この言葉は具体的に何を指していてどのような読み方が正しいのでしょうか。
今回は、「語彙」の正しい読み方と意味について解説します。
「語彙」の正しい読み方は「ごい」と「ごりょ」どちら
「語彙」という言葉の読み方として浮かぶのが「ごい」と「ごりょ」です。
「ごい」と「ごりょ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「語彙」の正しい読み方は「ごい」です。
「語」は「語録」【ごろく】「文語」【ぶんご】など「ご」と読み、「彙」は「彙報」【いほう】「字彙」【じい】など「い」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「ごい」が「語彙」の正しい読み方です。
「彙」を「りょ」とは読みません。
「ごりょ」は「彙」を「慮」や「虜」など「りょ」と読む漢字と見間違えたことによって起きた誤読だと考えられます。
「語彙」の意味
「語彙」とは、「特定の対象における単語の総体」を意味する言葉です。
総体とは物事の全体を表す言葉で、単語の総体とは特定の人や国が持っている単語の全てを指します。
一般的にはその人が知っている言葉の豊富さや特定の言語における単語の多様さなど「言葉の数の多さ」という意味合いで使われている表現です。
いろいろな言葉を知っている人は「語彙が豊富」と表現し、知っている言葉が少なく同じような単語ばかり使っている人は「語彙が乏しい」と表現します。
「語彙」の言葉の使い方や使われ方
・『語彙を増やすには読書が効果的だ』
・『語彙が乏しいと表現が単調になってしまう』
・『語彙が豊富なので同じ内容でもいろいろ言い換えられる』
まとめ
「語彙」の読み方は「ごい」で「ごりょ」ではありません。
日常会話でも使う言葉ですが難読漢字なので正しい読み方と意味を知っておきましょう。