赤ん坊の声に関連する表現として「啼泣」という言葉があります。
この言葉は何を意味しどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「啼泣」の正しい読み方と意味について解説します。
「啼泣」の正しい読み方は「ていきゅう」と「ていなき」どちら
「啼泣」という言葉の読み方としては「ていきゅう」と「ていなき」の2つが考えられます。
「ていきゅう」と「ていなき」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「啼泣」の正しい読み方は「ていきゅう」です。
「啼」は「啼血」【ていけつ】「啼痕」【ていこん】など「てい」と読みます。
「泣」は「号泣」【ごうきゅう】「哀泣」【あいきゅう】など「きゅう」と読むほか、「男泣」【おとこなき】「嘘泣」【うそなき】など「なき」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「ていきゅう」と「ていなき」になりますが「啼泣」の正しい読み方は「ていきゅう」です。
「啼泣」の意味
「啼泣」とは、「声を出して泣くこと」を意味する言葉です。
すすり泣きのように声を殺して静かに泣くのではなく、大きな声を上げて他の人に聞こえるように泣くさまを表します。
一般的には新生児や幼児などいわゆる赤ん坊が泣く様子を表す言葉として使うことが多く、話せるようになる前の赤ん坊にとって重要なコミュニケーション手段になる泣き方が「啼泣」です。
大人になるとあまり声を上げて泣くことはありませんが、人が亡くなった時などに見られる感情を爆発させたような声を上げた泣き方は「啼泣」に当たります。
「啼泣」の言葉の使い方や使われ方
・『遺影に取りすがって啼泣する』
・『幼児は生理的欲求により啼泣する』
・『啼泣がなかなか治まらない』
まとめ
「啼泣」は「ていきゅう」と読むのが正しく「ていなき」は間違いです。
普段はほとんど使わない表現ですが正しい読み方と意味を知っておきましょう。