この記事では、「所存」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「所存」の正しい読み方は「しょぞん」と「ところぞん」どちら
「所存」は「しょぞん」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「所」の音読みは「しょ・そ」、訓読みは「ところ」、「存」の音読みは「そん・ぞん」、訓読みは「あ(る)・たも(つ)・ながら(える)・と(う)」です。
「所存」と表記する場合「ところぞん」とは読みません。
ちなみに、訓読みとは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「所存」の正しい読み方は「しょぞん」です」「ところぞん」とは読みません。
「所存」の意味
「所存」の意味は、「心に思うところ」です。
ビジネスや目上の人と話す時に、自分の考えや意見を表す丁寧な表現です。
「所」は「~するところ」「~するもの」という意味、「存」は「保ち持つ」から転じて「思う・考える」という意味、「所存」で「思うところ」になります。
基本的に助動詞を伴い「所存です」「所存でございます」などと使われることが多くなります。
ただし、「所存」自体「思う・考える」という意味がありますので、「~と考える所存です」と用いるのは誤用になります。
「所存」の言葉の使い方や使われ方
「所存」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『一日も早くお役に立てるよう努力する所存です』
・『今後このようなことが起きなように精進していく所存です』
・『早々に新任のご挨拶に伺う所存でございます』
まとめ
今回は「所存」の読み方について紹介しました。
「所存」の正しい読み方は「しょぞん」で、「ところぞん」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。