くさかんむりに旬と書く漢字には「荀」があります。
この記事では、「荀」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに旬で「荀」の読み方
「筍」は音読みで「しゅん」や「じゅん」と読み、訓読みは「たけのこ」や「たけのかわ」と読みます。
「荀」の意味や解説
「筍」は竹の地下茎から生える若芽を示す言葉であり、こちらは「竹の子」や「タケノコ」と表現することも可能です。
竹はイネ科タケ亜科タケ類に分類される植物であり、茎が木質化するのが特徴となっています。
この竹の部分は色々な材料として使われており、葉の部分はパンダの主食として有名です。
「筍」は春になると生え始めるのが特徴であり、段々と大きくなり固くなります。
食用として扱われる「筍」は春先に取れるものが多く、日本では古くから色々な料理に使われてきました。
「筍」は取ってから鮮度が大きく落ちることから、すぐに茹でて灰汁を取り保存する必要があります。
「荀」の熟語での使い方や使われ方
・『石筍』【せきじゅん】
「鍾乳洞で形成される筍のような生成物」のことです。
「石筍」は天井から落ちた物質によって地面に生えるものを示す言葉であり、これと対比される「鍾乳石」は天井から垂れ下がって形成されるのが特徴です。
・『雨後の筍』【うごのたけのこ】
「同じような物事が後からどんどん起こること」を表す慣用句です。
「筍」は雨が降った後に次々と生えることが多く、このような性質を比喩として使ったのが「雨後の筍」です。
・『筍の親勝り』【たけのこのおやまさり】
「子供の成長が早いこと」を表す慣用句であり、こちらは子供が親よりも優れていることを示す時にも使います。
まとめ
「筍」は「竹の子」や「タケノコ」と呼ばれる植物であり、色々な料理に使われています。
「筍」を料理に使う際にはしっかりと茹でて灰汁を取ることが必要です。