この記事では、「菘」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに松で「菘」の読み方
「菘」は音読みでは、「シュウ」、「スウ」と読みます。
また、訓読みで「すずな」、「とうな」と読みます。
「菘」の漢字の意味や解説
「菘」とは、「すずな」、「とうな」などの意味があります。
「すずな」はアブラナ科アブラナ属に分類されている越年草(二年草)の植物のことで、「蕪(かぶ)」の古名になります。
「すずな」の漢字表記は、他にも「鈴菜」があります。
「すずな」は「神を呼ぶ鈴」として、縁起がよいとされています。
「すずな」の原産地は、地中海沿岸や、その他の地域とも言われています。
日本への渡来は弥生時代頃のようです。
「すずな」の開花時期は、3月から5月頃で、4弁花の黄色い花が咲きます。
「すずな」は春の七草の一つです。
他には「せり」、「なずな」、「ごぎょう」、「はこべら」、「ほとけのざ」、「すずしろ」があります。
一月七日の七草粥としても知られています。
「菘」は「くさかんむり」に「松」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、漢字では「草冠」と表記します。
また、「松」は音読みで「ショウ」、訓読みでは「まつ」と読んで、「マツ科マツ属の常緑高木」のことを表しています。
「菘」の地名や名前での使われ方
・『紫菘』【むらさきな】
アブラナ科の一年草、もしくは二年草の植物で、「日野菜(ヒノナ)」の別名のことを言います。
・『菘菜』【あおな】
蕪、白菜、菜の花などの意味があります。
・『菘胠』【ずいきょう】
人名で用いられています。
まとめ
「菘」の別名には、「かぶ」、「かぶら」、「かぶらな」、「かぶな」、「だいとうな」、または、「ほうさい」などがあります。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。