この記事では、「苙」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに立で「苙」の読み方
「苙」は音読みでは、「リュウ」と読みます。
また、訓読みで「よろいぐさ」と読みます。
「苙」の漢字の意味や解説
「苙」とは、牛や馬などの家畜を育てるための囲いのことを言います。
他にも、「ヨロイグサ」の意味があります。
「ヨロイグサ」は、セリ科シシウド属に分類されている多年草の植物です。
「ヨロイグサ」は、日本の本州、九州、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部などに分布しています。
非常に大形の植物で、草丈は1mから3mくらいあります。
また、葉も大形で、50㎝ほどの長さがあります。
さらに、茎は中空で、8㎝前後の太さがあります。
「ヨロイグサ」の開花時期は、6月から8月頃で、5弁花の白い花が多数咲きます。
萼がなく、複散形花序です。
「ヨロイグサ」の根は、薬用として利用されています。
生薬名は「ビャクシ(白?)」です。
他にも、サラダやハーブなどの食用に使われています。
「ヨロイグサ」の漢字表記は、「鎧草」もあります。
「ヨロイグサ」の別名には、「オオシシウド」、「コエゾニュウ」、「アンジェリカ」などがあります。
また、英語表記は「angelica」になります。
「苙」の地名や名前での使われ方
・『上苙』【うえおろ】
・『下苙』【しもおろ】
・『苙岡』【おろおか】
いずれも、名字で用いられています。
まとめ
「苙」は「くさかんむり」に「立」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、「草冠」と漢字表記します。
また、「立」は音読みで「リツ」、「リュウ」、訓読みで「た(つ)」、「た(てる)」などと読み、「たつ」、「たてる」、「リットル」などの意味を表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。