さんずいへんに太と書く漢字には「汰」があります。
この記事では、「汰」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいへんに太で「汰」の読み方
「汰」は音読みで「た」や「たい」と読み、訓読みは「汰げる」で「よなげる」、「汰る」で「にごる」、「汰る」で「おごる」と読みます。
「にごる」は「濁る」、「おごる」は「奢る」と書くことが可能です。
「汰」の意味や解説
「汰」は物事や物体をより分ける時や水で洗って選別する時に使う言葉です。
この言葉を使ったものには「淘汰」があり、こちらは不要なものを排除することや選別する時に使います。
この言葉に使われている「淘」は音読みで「とう」と読み、訓読みは「淘げる」で「よなげる」と読みます。
「淘」や「汰」はどちらもより分けるという意味や選別するという意味があり、この2つを合わせた「淘汰」は人為的なものから自然発生するものまで様々なものが存在します。
「汰」の熟語での使い方や使われ方
・『淘汰』【とうた】
「水で洗ってより分けること」を表す言葉であり、この意味から不要なものを排除したり選択することを表す意味としても使われます。
「淘汰」はこれ以外にも自然界や環境に適する生物が繁栄して、適さない生物は減少していく仕組みを表す言葉としても有名です・
・『沙汰』【さた】
「物事の処理や裁定、通知、知らせ」を表す言葉であり、この言葉は色々な慣用句として使われています。
「正気の沙汰」は正常な判断を表す言葉であり、主に否定形として使われます。
・『地獄の沙汰も金次第』【じごくのさたもかねしだい】
「世の中に対する色々なことは金で解決できる」という意味の慣用句です。
この言葉は元々地獄の閻魔様もお金次第で判決を軽減できるという意味で使われていました。
まとめ
「汰」は物体をより分ける時や水で選別することを表す言葉です。