この記事では、「澄」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいに登で「澄」の読み方
「澄」という漢字は訓読みでは「澄(す)む」と読み、音読みでは「ジョウ」や「ドウ」、「トウ」や「チョウ」と読みます。
「澄」の意味や解説
「澄」という漢字には「すむ」や「清い」、「濁りがない」という意味が含まれています。
「澄」は流れる水の象形である「さんずい」に上向きの両手両足の象形である「登」を組み合わせ、「水をあげること」、転じて、「すむ」や「清い」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「澄」を使った例文
・『山頂の澄んだ空気はとても美味しかった』
・『冬の澄んだ月が美しく輝いていた』
・『この人物は私欲のない澄んだ心の持ち主である』
「澄」の熟語での使い方や使われ方
・『取り澄ます』【とりすます】
「澄ました顔つきをする」、「気取る」を意味する言葉です。
・『研ぎ澄ます』【とぎすます】
「刃物などをよく研いで、よく切れるようにすること」、「鏡を磨いて曇りがないようにすること」、「心の働きを鋭敏にすること」を意味する言葉です。
・『澄明』【ちょうめい】
「空気や水などが清く、澄み切っていることやその様」を意味する言葉です。
・『澄徹』【ちょうてい】
「澄んでいて、透き通ること」を意味する言葉です。
・『澄清』【ちょうせい】
「清らかで澄んでいること」や「濁りがないこと」、「乱世を清めて、治めること」や「世の中が安穏に治まること」を意味する言葉です。
・『真澄み』【ますみ】
「極めて澄んでいること」を意味する言葉です。
まとめ
「澄」は訓読みでは「澄(す)む」と読み、音読みでは「ジョウ」や「ドウ」、「トウ」や「チョウ」と読む漢字です。
そして、「澄」という漢字には「すむ」や「清い」、「濁りがない」という意味が含まれています。