さんずいへんに西で「洒」と書く「洒」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。
今回は、「洒」の読み方と意味について解説します。
さんずいへんに西で「洒」で「洒」の読み方
「洒」の読み方は音読みでは「シャ」「サイ」「セイ」「セン」「ソン」、訓読みでは「すすぐ」「あらう」「そそぐ」です。
「洒」の意味や解説
「洒」とは、「水できれいにすること」「さっぱりと気持ち良いくらいきれいなさま」を意味する言葉です。
汚れているものに水を注いできれいに洗う様子を指します。
汚れているものを水で洗うときれいになり清潔で爽やかな印象になることから「さっぱりしている」という意味でも使われます。
本来は水で洗い流した汚れがない状態を指しますが汚れが無いものは美しいことから転じて「垢抜けていてセンスが良い」という意味もでも使われる表現です。
「洒」の熟語での使い方や使われ方
・『洒脱』【しゃだつ】
「俗気がなくさっぱりしていて振る舞いが素晴らしいものであるさま」を意味します。
話し方や振る舞いに下品なところや嫌味な部分がない洗練された様子を表します。
ただマナーに則っているだけではなくユーモアを交えたり時には大胆にしたりなど、洗練された振る舞いを自然にこなす相手に対して用いる表現です。
・『洒落』【しゃれ】
「垢抜けていて気が利いていること」を意味します。
言い回しなどに気が利いている様子を表す言葉です。
気が利いていてセンスが良い垢抜けた装いのことを「お洒落」【おしゃれ】といいます。
・『洒掃』【さいそう】
「水できれいに洗い清めること」を指します。
ゴミを取り水で流してきれいに掃除する行為を指す言葉で汚れ落としよりも清めの意味が強く、祠や神社など神聖な場所を洗い清める時に用いる表現です。
まとめ
「洒」には本来の意味から派生した意味がたくさんあります。
それぞれの意味と読み方を正しく理解し使いこなしましょう。