この記事では、「漣」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいに連で「漣」の読み方
「漣」という漢字は訓読みでは「さざなみ」と読み、音読みでは「レン」や「ラン」と読みます。
「漣」の意味や解説
「漣」には「さざなみ」や「波立つ」、「涙を流す様」という意味が含まれています。
「漣」は流れる水の象形である「さんずい」に十字路、立ち止まる足、2人並んで車を引く象形である「連」を組み合わせ、「水の連なり」、「さざなみ」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「さざなみ(細波/小波)」とは「細かく立つ波」や「さざれなみ」、転じて、「小さな心の動揺」や「小競り合い」、「不和」を意味する言葉であり、古くは「ささなみ」と用いられていました。
また、滋賀県琵琶湖西南沿岸部の一帯を指して、古くは「さざなみ」と称されていたようです。
「漣」の熟語での使い方や使われ方
・『漣?』【れんい】
「小波」や「さざなみ」を意味する言葉です。
・『漣如』【れんじょ】
「涙が流れる様」や「涙を流して泣く様」、「水の滴る様」を意味する言葉です。
・『漣漣』【れんれん】
「涙がとめどなく流れる様」や「さざなみが立つ様」を意味する言葉です。
・『漣然』【れんぜん】
「涙をとどめなくこぼす様」や「声を上げずに泣く様」を意味する言葉です。
「漣」の名前での使われ方
・『大杉漣』【おおすぎ れん】
「カメレオン俳優」や「300の顔を持つ男」とも称される日本の俳優、タレントです。
・『早川漣』【はやかわ れん】
日本のアーチェリー選手であり、ロンドンオリンピックアーチェリー競技における女子団体銅メダリストです。
まとめ
「漣」は訓読みでは「さざなみ」と読み、音読みでは「レン」や「ラン」と読む漢字でした。
そして、「漣」には「さざなみ」や「涙を流す様」などの意味が含まれています。