にんべんに弟で「俤」の読み方とは?簡単に解釈

にんべんに弟で「俤」の読み方とは? 読み方

にんべんに弟と書く「俤」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「俤」の読み方と意味について解説します。

にんべんに弟で「俤」の読み方

「俤」は日本で作られた国字なので音読みはなく、訓読みで「おもかげ」です。

「俤」の意味や解説

「俤」とは、「心の中に浮かび上がる人の顔や姿」「誰かに似ていてその人を思わせる容貌」を意味する言葉です。

人の顔形や姿などを表す言葉ですが目で観た視覚として認識している映像ではなく頭で想像し心の中に浮かんだ様子を表します。

イメージとしてのビジョンを指す言葉であり特定の人を想像すると心の中で思い浮かぶ姿ですが必ずしも正確性はありません。

おぼろげにしか思い出せないはっきりとしない想像の姿を表す意味で使うことが多く、思い出や遠い記憶などを頼りに浮かび上がるあいまいな姿に対して用いる表現です。

心の中で浮かび上がるイメージ像を指す意味のほか「他の人を思い起こさせる顔つき」の意味でも使われます。

人の顔が弟によく似ていてその人の顔を見ると弟の事が思い浮かび弟の顔を見るとその人のことが思い浮かぶことからにんべんに弟と書いて「俤」になります。

一般的には面差しに他の人の影が浮かぶことから「面影」と書いて「おもかげ」と読みますが弟とよく似ているさまに由来する「俤」「おもかげ」と読み同じ意味で使われる言葉です。

瓜二つと呼べるほどそっくりではないものの目もとが少し似ていたり顔全体の雰囲気が近かったりなどその人の顔つきに別の人の要素が含まれていて見ると特定の人を連想させるような容貌のことを「俤」と表現します。

「俤」の例文や使われ方

・『父の俤が浮かぶ』
心の中に父の顔や姿が想像されることを意味します。

・『息子には祖父の俤がある』
息子の顔に祖父を思わせる要素が含まれていて見ると祖父を連想させることを表します。

まとめ

「俤」「面影」と同じ意味の言葉なので読みと意味を正しく覚えて使いましょう。

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