この記事では、「弦」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「弦」の読み方
弓へんに玄で「弦」は、音読みで「げん」と読みます。
また訓読みで「つる」と読みます。
「弦」の意味や解説
「弦」は、「弓のつる」という意味があります。
弓に張り、矢を引き絞って放つための糸のことを意味します。
また「弦」は「弦楽器の糸のこと」という意味があります。
弦楽器は糸を張った楽器を意味し、その糸を「弦」と呼びます。
さらに「弦」は「半月」を意味します。
月の満ち欠けを示すときに使われる言葉で、「下弦の月」などという使われ方をしています。
「弦」の熟語での使い方や使われ方
・『鳴弦』【めいげん】
「邪気を払うために、弓の弦を手で引きならすことや、そうする人のこと」という意味があります。
天皇が入浴する時、あるいは貴人が病気になる時などに行われたと言われています。
・『弦楽器』【げんがっき】
「弦に刺激を与えて得られる、弦の振動を音にする楽器のこと」という意味があります。
たくさんの種類があり、「琴」や「三味線」、「ヴァイオリン」や「ピアノ」など、様々な楽器が含まれています。
・『下弦の月』【かげんのつき】
「満月の後の半月のこと」という意味があります。
地球から見た時に、月の東半分が輝くつきで、夜半に東から昇ります。
一方で「上弦の月(じょうげんのつき)」は、「新月から満月に至る間の半月のこと」という意味があり、月の西半分が輝くものを指します。
日没時に南中して、真夜中に沈んでいく月を指す言葉です。
まとめ
「弦」は、「げん」または「つる」と読みます。
「弦楽器」や「下弦の月」など、現在でも目にする機会が多い漢字ではないでしょうか。
改めて、「弦」の読み方と意味を知っておくと、音楽の場面は月の満ち欠けなどの場面で、使いこなせるようになるかもしれません。