この記事では、「弭」の読み方を分かりやすく説明していきます。
弓へんに耳で「弭」の読み方
「澗」という漢字は訓読みでは「ゆはず」や「弭(や)める」と読み、音読みでは「ビ」や「ミ」と読みます。
「弭」の意味や解説
「弭」には「ゆはず(弓の両端の弦をかける箇所)」や「やめる」、「とめる」という意味が含まれています。
「弭」は弓の象形である「弓へん」に耳の象形である「耳」を組み合わせ、成り立った漢字です。
「弭」の熟語での使い方や使われ方
・『弭』【はず】
「弓の両端」や「弓の弦につがえる矢の端の切り込みが加えられている部分」、「相撲において、親指と他の指を広げて、弓弭の形状にした手のこと」を意味する言葉です。
また、弓弭と弦がよく合うことに由来し、「そうなって当然の道理であることを示す」、「そうなる確信を持っていることを示す」、「その予定であることを示す」という意味でも用いられています。
・『弓弭』【ゆみはず/ゆはず】
「弓の両端の弦をかける部分」を意味する言葉であり、「弓筈」や「弓?」とも表記されます。
・『末弭』【うらはず/すえはず】
「弓の上端の弦輪をかける部分」を意味する言葉であり、「上弭(うわはず)」とも呼ばれています。
・『鳴り弭』【なりはず】
「矢を射るとき、筈が音高く鳴る弓」を意味する言葉であり、「鳴り筈」とも表記されます。
・『弭巻』【はずまき】
「弓の本筈や末筈に巻いてある籐のこと」や「糸や樺を巻いて固めた矢筈の下の部分」を意味する言葉であり、「筈巻」とも表記されます。
・『本弭』【もとはず】
「弓の下端の弦輪のかかるとがった部分」を意味する言葉であり、「本筈」とも表記されます。
まとめ
「澗」は訓読みでは「ゆはず」や「弭(や)める」と読み、音読みでは「ビ」や「ミ」と読む漢字でした。
そして、「弭」には「ゆはず」や「やめる」、「とめる」という意味が含まれています。