この記事では、「瑚」の読み方を分かりやすく説明していきます。
王へんに胡で「瑚」の読み方
「瑚」という漢字は音読みでは「コ」や「ゴ」と読み、訓読みでの用法はありません。
「瑚」の意味や解説
「瑚」には「五穀を盛って宗廟に供える祭器」や「サンゴの漢字表記に用いられる字」としての意味が含まれています。
「瑚」は3つの美しい玉を紐で縦に通した象形である「王」に保存用の容器と切った肉の象形である「胡」を組み合わせ、「穀物や肉を盛って神を祭る行事に用いる器」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「瑚」での熟語での使い方や使われ方
・『珊瑚』【さんご】
「サンゴ科サンゴ目属に分類される腔腸動物」などを意味する言葉です。
・『珊瑚礁』【さんごしょう】
「イシサンゴ類の骨格、石灰藻類が集積してできる礁」を意味する言葉です。
・『珊瑚蛇』【さんごへび】
「コブラ科サンゴヘビ属に分類される毒蛇」を意味する言葉です。
・『珊瑚樹』【さんごじゅ】
「木の枝の形状をしている珊瑚」、「スカイズラ科に分類される常緑小高木」を意味する言葉です。
・『枝珊瑚』【えださんご】
「枝の形状を持つ珊瑚」を意味する言葉です。
・『木珊瑚』【きさんご】
「加工されていない、枝の形のままの珊瑚」、「スイカズラ科の珊瑚樹の別名」を意味する言葉です。
・『珊瑚珠』【さんごじゅ】
「珊瑚を磨いて加工した装飾用の玉」を意味する言葉です。
・『珊瑚海海戦』【さんごかいかいせん】
「1942年の5月8日、太平洋戦争初期に南西太平洋にある珊瑚海にて、日本軍と米豪連合軍が戦った海戦」を意味する言葉です。
まとめ
「瑚」は音読みで「コ」や「ゴ」と読む漢字です。
そして、「瑚」には「五穀を盛って宗廟に供える祭器」や「サンゴの漢字表記に用いられる字」としての意味が含まれています。