この記事では、「坏」の読み方を分かりやすく説明していきます。
土へんに不で「坏」の読み方
「坏」という漢字は訓読みでは「おか」や「つき」と読み、音読みでは「ハイ」や「カイ」、「ヘ」と読みます。
「坏」の意味や解説
「坏」には「おか」や「盛り土」、「つき(物を盛る器の名前)」という意味が含まれています。
「坏」は土地の神を祭るために柱状に固めた土の象形である「土へん」に「不」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「坏(つき)」とは古代の時代に飲食のためや、灯油を灯すために使われていた器であり、「杯」や「盞」とも表記されます。
碗より浅く、皿より深いのが特徴であり、土器や陶器、木製などの材質のもの、蓋のあるもの、脚の付いたものなどが発見されています。
「坏」の熟語での使い方や使われ方
・『?坏』【ゆするつき】
「?の水を入れる器」を意味する言葉です。
・『茶坏』【ちゃつき】
「かつて、茶を飲むために用いられた陶製の器」を意味する言葉です。
・『坏土』【はいど】
「陶磁器の素地を作る土」を意味する言葉です。
・『高坏』【たかつき】
「食べ物を盛るために使われる高い足つきの小さな台」を意味する言葉です。
・『陶坏』【すえつき】
「陶製のさかずき」や「かわらけ」を意味する言葉です。
・『耳坏』【じはい】
「中国の戦国時代から唐時代にかけて広く利用されていたとされる、左右に耳のような形状の取っ手が付いた楕円形の飲食用深皿」を意味する言葉です。
・『窪坏』【くぼつき】
「窪手(くぼて)や葉椀(くぼて)とも呼ばれる神前への供え物を盛るための器」を意味する言葉です。
まとめ
「坏」は訓読みでは「おか」や「つき」と読み、音読みでは「ハイ」や「カイ」、「ヘ」と読む漢字でした。
そして、「坏」には「おか」や「盛り土」、「つき」という意味が含まれています。