手へんに半と書く「拌」は何と読みどんな意味で使われているのでしょうか。
今回は、「拌」の読み方と意味について解説します。
手へんに半で「拌」の読み方
「拌」の読み方は音読みでは「ハン」「バン」、訓読みでは「かきま?ぜる」「さ?ける」「わ?る」「す?てる」です。
「拌」の意味や解説
「拌」とは、「なじませるように切り混ぜる」「固まっているものを二つ以上に分割する」「廃棄する」などの意味を持つ言葉です。
指先や熊手など先端が細長いものを物体の表面に押し当てて前後に動かし物体に作用を及ぼす動作のことを「かく」といいます。
かくことで柔らかい物体を切るように分けて押しのけ全体が均一になるよう状態をぐちゃぐちゃに混ぜる動作を表す言葉が「拌」です。
柔らかい物体に細長いもので力を加える動作を指し力がかかった物体は傷が入るようにして別れたり割れたりします。
そのような分けたり割いたりする行為と分けて割く行為を繰り返して混ぜることで全体をなじませる動作を「拌」と表現します。
主に卵の黄身と白身をつぶして全体を均一にしたり、粘り気が出るよう納豆を箸でぐるぐると混ぜたりする動作を指す「かきまぜる」という意味で使われる言葉です。
器の中に入っている物体を全体が均一になるよう混ぜる動作を表し、どのような物体であってもなじませるように混ぜる動きであれば全て「拌」に含まれます。
「拌」の熟語での使い方や使われ方
・『攪拌』【かくはん】
「容器内にある複数の物質を全体が均一になるように混ぜ合わせること」を意味します。
卵白と空気を混ぜ合わせてメレンゲを作ったりセメントと水を混ぜ合わせて生コンにしたりウイスキーと水をステアして水割りを作ったりなどかき混ぜることを表す言葉です。
まとめ
「拌」は料理でよく行われる作業ですが科学や工業でも重要な意味を持ちます。
さまざまな目的で行われる動作を表しているので正しい意味と読み方を理解しておきましょう。