言べんに全と書く「詮」は何と読みどんな意味を持つのでしょうか。
今回は、「詮」の読み方と意味について解説します。
言べんに全で「詮」の読み方
「詮」の読み方は音読みでは「セン」、訓読みでは「あきらか」「しら?べる」「そな?わる」「えら-ぶ」です。
「詮」の意味や解説
「詮」とは、「明らかにすること」「調べること」「結局のところ」などの意味を持つ言葉です。
詳しく調査して解明しわからないところがないようにする行為を表します。
不明瞭な物事を隠された部分のない明瞭な状態へと変える行為を表す言葉であり謎を解明したり調査して追求したりする「調べる」の意味のほか、「調べた結果として行き着く結論」という意味でも使う言葉です。
表面だけを見るのではなく隠された部分まで明らかにするためほじくり返すように詳しくチェックする様子に対して用いられる表現であり、一般的には未だ明らかにされていないことや誰かが故意に隠そうとしていることなど一筋縄では分からない物事を努力して調べる行為に対して用いられます。
「詮」の熟語での使い方や使われ方
・『詮議』【せんぎ】
「話し合いで物事を明らかにすること」もしくは「罪人を取り調べること」を指す言葉です。
「議」には大勢の人が集まって行う話し合いの意味があることから「分からないことを皆で話し合って明らかにする」という意味があります。
「詮」には明らかになっていない真相を究明するという意味があるため「犯罪の真相を知るために行う犯罪者に対する取り調べ」という意味でも使います。
・『詮索』【せんさく】
「細かいことまで知ろうと調べること」を指します。
一般的には必要以上に詳しく知ろうとする調べ方を指す言葉で、しつこく質問したり嗅ぎまわったりするような歓迎されない調べ方を表す言葉です。
まとめ
「詮」には複数の意味があるのでそれぞれの意味を正しく理解しておきましょう。