金へんに監と書く「鑑」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。
今回は、「鑑」の読み方と意味について解説します。
金へんに監で「鑑」の読み方
「鑑」の読み方は音読みでは「カン」、訓読みでは「かんが?みる」「かがみ」です。
「鑑」の意味や解説
「鑑」とは、「姿を映し出すかがみ」「手本や参考になるもの」「他のものと照らし合わせて考えること」という意味を持つ言葉です。
元々は人の姿や物体を映し出す「かがみ」を意味する言葉でしたが、本物そっくりに写し出すことから転じて「何かをする時に模範になるもの」という「手本」の意味で使われるようになります。
さらに「先例を参考にしたり他の事例と照らし合わせたりして考慮すること」の意味でも使われている言葉です。
物事をそれ単独で考えるのではなく過去に起きた出来事や似たような事例をお手本や参考に使い比較検討することを意味します。
本物とかがみにうつった姿を見比べるようにある物事と他の事例を照らし合わせる様子を示す表現です。
「鑑」の熟語での使い方や使われ方
・『鑑定』【かんてい】
「専門家が特別な知識や豊富な経験と照らし合わせて物事を見定めること」を意味します。
よくわからない物事に対して真贋や価値を見極めるために行われる専門家による判断や評価を指します。
成分分析などの科学的評価や先行事例やデータを基にした統計学的評価、雰囲気や印象を基準にした感覚的評価などさまざまなポイントを照らし合わせるようにして見極めて判断し評価を下す行為を指す言葉です。
・『印鑑』【いんかん】
「個人や団体であることを証明する効力を持つはんこ」のことです。
あらかじめ登録しておいた印影と照らし合わせることで本物だと証明できるはんこで、同意や承認など意思を表明するために押します。
まとめ
「鑑」は日常でもよく使う言葉です。
使い方によって意味が変わるのでそれぞれの意味と読み方を理解しておきましょう。