この記事では、「滲」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいへんに參で「滲」の読み方
滲は、音読みでしんとりんと読む事が可能な漢字です。
訓読みでは、しやにじと読む事が出来ます。
「滲」の意味や解説
文字表記を見れば直ぐに理解出来る事でしょうが滲は、さんずいへんの横に參の文字を付け足す事によって成立している漢字です。
そんな滲は、にじむとかしみる、しみ込むといった意味を持っています。
総画数は14画で、漢字検定では1級クラスとなっていますが、残念ながら現在では常用漢字からは外れてしまっているのです。
お陰で普段の生活の中で、この漢字を見掛けたり使用するケースは、決して多くはありません。
「滲」の熟語での使い方や使われ方
・『滲出』【しんしゅつ】
「液体等が外ににじみ出る」や「炎症が原因で、血液や組織液が血管の外に出てしまう事」を表す言葉として、駆使されているのです。
・『滲透』【しんとう】
「液体等がしみとおる事」とか「思想や風潮が徐々に広い範囲に行き渡る」といった意味を、有する言葉となっています。
・『滲炭』【しんたん】
「鋼の質を向上させるべく、鋼に炭素をしみ込ませる事」を表現する言葉として、用いられているのです。
まとめ
さんずいの隣に參の文字を付け加える事によって誕生した滲は、音読みでしんとりん、訓読みでにじとかしと読まれる漢字となっています。
更ににじむやしみ込む、しみるとかしみ出すといった意味を所有しています。
とはいえこの滲の漢字は、常用漢字には含まれてはいません。
そのため、テレビや新聞等のメディア関連では基本的に使用されない漢字となっているのです。
なので日常生活においてこの漢字を見掛けたり、利用する機会は限定されており、大半の現代人にとっては余り馴染みがない漢字であると言えます。