この記事では、「闖」の読み方を分かりやすく説明していきます。
門構えに馬で「闖」の読み方
難読だと思う漢字もあります。
闖もそのうちの、ひとつ。
訓読みで「闖う(うかがう)」と読みます。
相手の様子を見て、侵入するタイミングを見計らうというニュアンスがあります。
また音読みでは「ちん」と読みます。
立派な門構えの家に、いきなり馬がやってくる様子から生まれた言葉で、青天の霹靂のように断りなく入ることをあらわします。
「闖」の意味や解説
この漢字は漢字検定では1級に属する、とても難解な漢字です。
日常生活ではめったに使わない言葉なので、大人でも一発で読める人は少ないかもしれません。
馬という言葉が入っているので「闖」には「突然、いきなり」というスピーディーなニュアンスも含まれています。
誰も予想しなかった事態が、突然起きることをあらわしています。
また「闖」には「勝手に、許可なく」という意味もあるので、家主の断りを得ずに敷地に足を踏み入れることをいいます。
法律をおかして、勝手に人様の家にはいるのが「闖」です。
事件性を感じさせる、少々物騒な言葉です。
「闖」の熟語での使い方や使われ方
熟語の使い方を見ていきましょう。
・『闖入』【ちんにゅう】
家主の許可を得ないで、勝手に家の中にはいることをあらわします。
言葉は悪いですが金庫破りや強盗、不法侵入もこれらに入ります。
・『闖入者』【ちんにゅうしゃ】
こちらも断りなく、無断で建物にはいる人をあらわします。
現代の言い方に直すなら、不審者をあらわします。
好まれざる客をあらわし、おもに時代劇などで使われています。
・『闖う』【うかがう】
タイミングを見計らって、目的の家に入ることをいいます。
隙をついて、忍び込むというニュアンスがあります。
まとめ
読み方が難しい「闖」の使い方を学びました。
正しい読み方を知って、日常の生活に役立ててください。