この記事では、「轡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
糸車糸口で「轡」の読み方
「轡」という漢字は訓読みでは「たづな」や「くつわ」と読み、音読みでは「ヒ」と読みます。
「轡」の意味や解説
「轡」には「手綱」や「くつわ」、「くつばみ」という意味が含まれています。
「轡」はより糸の象形であり糸の旧字体である「絲」に「?」を組み合わせ、会意文字として成り立った漢字です。
「手綱(たづな)」は「轡(くつわ)の左右に結びつけ、乗り手が馬を操る綱」などを意味する言葉です。
「轡(くつわ/くつばみ)」は「手綱をつけるため、馬の口へかませる金具」や「手綱」を意味する言葉になります。
「轡」の熟語での使い方や使われ方
・『出雲轡』【いずもぐつわ】
「鏡板の部分を十字に彫り透かした轡の一種」を意味する言葉です。
・『鏡轡』【かがみぐつわ】
「鏡板の部分を鏡のように円形にして、彫り透かしを入れずにつくった轡」を意味する言葉です。
・『金轡』【かなぐつわ】
「金属製の轡」を意味する言葉です。
「轡」の地名での使われ方
・『菊川町轡井』【きくがわちょうくつわい】
山口県下関市に所在する地名です。
・『轡取』【くつわどり】
福島県石川郡石川町に所在する地名です。
・『小轡』【こぐつわ】
千葉県茂原市に所在する地名です。
「轡」の名前での使われ方
・『轡』【くつわ】
兵庫県や大阪府、徳島県、宮城県、京都府に見られる日本の名字です。
・『轡田』【くつわだ/くつわた/くつわ/くつだ/いとだ/たづな/もとだ】
大阪府や兵庫県、徳島県に見られる日本の名字です。
・『轡貫』【くつわぬき/くつぬき】
熊本県に見られる日本の名字です。
まとめ
「轡」は訓読みでは「たづな」や「くつわ」と読み、音読みでは「ヒ」と読む漢字でした。