「稟議」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「稟議」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「稟議」の正しい読み方は「りんぎ」「ひんぎ」
「稟議」の正しい読み方は「りんぎ」「ひんぎ」です。
「稟」には「稟告」【りんこく】「稟申」【りんしん】など「りん」という読み方のほか「稟質」【ひんしつ】「稟性」【ひんせい】など「ひん」とも読みます。
「議」は「議長」【ぎちょう】「閣議」【かくぎ】など「ぎ」と読みます。
それぞれの読み方を組み合わせてできる「りんぎ」「ひんぎ」が「稟議」の正しい読み方です。
本来の正しい読み方は「ひんぎ」ですが、慣用読みとして広まった「りんぎ」の方が一般的な読み方として定着しています。
「稟議」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「稟議」のよくある間違った読み方として挙がるのが「わらぎ」です。
「わらぎ」は「稟」を「藁」【わら】と間違えたことによって生じる読み間違いです。
漢字そのものを取り違えているのでもちろん正しい読み方ではありません。
「稟議」について説明
「稟議」とは、「関係各所へ書類を回してそれぞれの承認を得る手続き」のことです。
会社で重要な決定が必要な場合に行われる手続きの一つで、関係者全ての承認を得るため書類を回してはんこを押してもらう手続きを指します。
全員の承認を得なければ認められず一人でも反対者が出ると不成立です。
「稟議」の言葉の由来
「稟」には「受ける」「授かる」といった意味があります。
「関係各所の決定を受けて成立する決議」が「稟議」の由来です。
まとめ
「稟議」はビジネスマンなら常識として知っている言葉です。
社会に出るなら正しい読み方と意味を知っておきましょう。