この記事では、「精進」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「精進」の正しい読み方
「精進」の正しい読み方は「しょうじん・せいしん」です。
「しょう・せい・じん」全て音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「進」は本来「しん」と読みますが、「じん」と読むのは連濁(れんだく)です。
連濁とは、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させる文法です。
なお、「しょうじ・そうじ・そうじん」などの読み方もありますが、仏教用語の派生形で、日常で使われることはありません。
「精進」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「精進」は「せいじん」と間違って読まれることがあります。
「精進」について説明
「精進」の意味は以下の通りです。
「しょうじん」と読む場合「雑念を去り、仏道修行に専念すること」「肉食を断って菜食すること」転じて「一つのことに精神を集中して励むこと」という意味です。
「せいしん」と読む場合、「ものごとに詳しく、よく務めること」という意味です。
ビジネス用語として「精進します」などと使われることが多く、「一生懸命努力します」の言い換えとして使われています。
更に転じて、「修行のために美食を戒めて粗食する」という意味でも使われる様になり、「精進料理」としても使われています。
「精進」の言葉の由来
「精進」は仏教由来の言葉で、「勇敢さ」「戦う」という意味です。
転じて「辛い修行をして、人間の苦悩を滅するために勇敢に立ち向かっていく努力すること」という意味で使われる様になりました。
まとめ
今回は「精進」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。