この記事では、「重畳」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「重畳」の正しい読み方
「重畳」の正しい読み方は「ちょうじょう」です。
「ちょう・じょう」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「重畳」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「重畳」は「じゅうじょう」「おもだたみ」などと間違って読まれることがあります。
「重畳」について説明
「重畳」の意味は以下の通りです。
1つ目は「幾重にも重なっている様子」という元の意味です。
2つ目は転じて、「この上なく喜ばしく、満足であること」という意味です。
「重畳」は、日常会話ではなく、ビジネス用語や時代劇など、非常に堅苦しい場面で「重畳の至りです」などと使われます。
似た意味の言葉に「重複(ちょうふく)」があり、こちらは「同じものが重なっていること」という意味です。
「重畳」は日常では使われない堅苦しい表現であることと、「非常に喜ばしいこと」という感情的な意味でも使われる語であるという違いがあります。
「重畳」の言葉の由来
「重畳」は漢字の意味から成り立つ語です。
「重」は「おも(い)」とも読み「目方がおもい」「程度がはなはだしい」「かさなる」「繰り返す」という意味、「畳」は「たたみ」「同じものが重なる」という意味、「ちょうじょう」で「同じものが重なっていること」になります。
「畳」は昔から高級品であったことから、「高級なものが重なること」で「非常に喜ばしいこと」として使われる様になりました。
まとめ
今回は「重畳」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。