この記事では、「丹塗り」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「丹塗り」の正しい読み方は「にぬり」
「丹塗り」は「にぬり」と読むのが正しい言葉です。
「丹」の字を「に」と読み、「塗り」は「塗」の訓読みを取り入れた読み方で、「り」は送り仮名になります。
「丹塗り」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「丹塗り」の間違いやすい読み方は「たんぬり」といえるでしょう。
「丹」は「丹念(たんねん)」や「丹後(たんご)」のように「たん」と読む機会の方が多いことから、「丹塗り」の読み方を知らない場合は上記のように読んでしまいがちです。
また、「塗」は「と」とも読みますが、「丹塗り」を「にとり」などと読むことがないよう注意しましょう。
「丹塗り」について説明
「丹塗り」は「丹もしくは朱で塗ること」及び「丹や朱で塗ったもの」を意味する言葉です。
「丹」は「赤色」を示し、「朱」は「黄色味を帯びた赤色」を表します。
「丹塗り」は建造物の装飾に関する言葉で、主に社寺や鳥居に色を付ける方法として知られています。
建物を丹や朱で彩ることは、神性や魔除けの意を表現すると共に、顔料の原材料に金属が含まれていることから腐食や虫害を防ぐ効果があるといわれています。
現在、伝統的な「丹塗り」の工程は歴史ある社寺を修復する際などに使用されています。
なお、「丹塗り」という言葉は芥川龍之介の「羅生門」にも登場しています。
まとめ
「丹塗り」の正しい読み方は「にぬり」です。
「丹」の読み方を誤らないことが正しく読むポイントといえます。
「丹塗り」の意味や作用などについてチェックしておくと、より理解が深まるでしょう。
ぜひ漢字の正確な読み方を覚える参考にしてください。