この記事では、「捲土重来」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「捲土重来」の正しい読み方は「けんどじゅうらい」あるいは「けんどちょうらい」
「捲土重来」は「けんどじゅうらい」または「けんどちょうらい」と読むのが正しい言葉です。
「捲」の字は「けん」と読み、「土」は「ど」、「重」は「じゅう」もしくは「ちょう」、「来」は「らい」と読みます。
「捲土重来」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「捲土重来」の間違いやすい読み方は「けんつちじゅうらい」や「けんつちちょうらい」といえます。
「土」が「つち」とも読むことから上記のように読んでしまう可能性もあり得ますが、誤用となります。
また、「重」は「おも(い)」とも読みますが、「けんどおもらい」などとは読まないので気をつけましょう。
「捲土重来」について説明
「捲土重来」は四字熟語のひとつで、「一度物事に失敗した人が再び力を取り戻して盛り返すこと」を意味します。
「捲土」は「土埃が巻き上がるほどの勢い」を示し、「重来」は「再度来ること」を意味します。
由来は古代中国の詩人牧之によって記された「題鳥江亭」で、「一度衰えた者が再度勢力を取り戻す」ことを表現した故事成語として知られています。
現在ではポジティブな意味合いを持つ四字熟語として普及し、主にビジネス分野や政治分野で多く用いられています。
「捲土重来」の使い方としては、「捲土重来を誓って精進する」「一度低迷したが捲土重来を果たした」「捲土重来を期する候補者」などが挙げられます。
まとめ
「捲土重来」の正しい読み方は「けんどじゅうらい」または「けんどちょうらい」になります。
「けんつちじゅうらい」や「けんどおもらい」等とは読まないよう注意が必要です。
「捲土重来」が「一度衰えた者が再度勢力を取り戻す」という前向きな意味を持つ点や、使用例についても理解しておきましょう。
ぜひ四字熟語の読み方を学ぶ参考にしてください。