この記事では、難読漢字のひとつ「掏摸」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「掏摸」の正しい読み方は「スリ」
「掏摸」は「スリ」と読むのが正しい言葉です。
「掏摸」の漢字表記は中国から伝わったもので、読み方は日本語が由来になっている言葉だとされています。
「掏摸」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「掏摸」の間違いやすい読み方は「トウバク」といえるでしょう。
「掏」の字が「トウ」と読むことや、「摸」が「バク」と読むことから上記のように読んでしまう場合が多いといえます。
また、「トウバク」は「掏摸」の語源に関連する読み方ではあるのですが、現在は「スリ」と読むのが正しいので注意しましょう。
「掏摸」について説明
「掏摸」は窃盗の一種で、「他人が持っている金品などを素早く盗み取ること」もしくはそのような行為をおこなう者のことを指します。
現在は「スリ」とカタカナ表記で用いられることが一般的な言葉です。
古代中国において、「スリ」犯罪のことを「掏摸(トウバク)」と呼んでいたことが「掏摸」の漢字表記の由来とされています。
「スリ」という読み方は日本独自のもので、その由来は「人にすり寄って物を盗む」や「行きずりに人の物を盗む」など諸説あります。
「掏摸」と書く言葉が日本に渡来し、「スリ」という読み方が当てられて定着したと考えられています。
なお、「掏摸」に該当する行為は、「ちぼ」や「巾着切り」などと呼ばれることもあります。
まとめ
「掏摸」の正しい読み方は「スリ」になります。
「トウバク」などとは読まないので注意が必要です。
「掏摸」の意味や、漢字表記の由来、読み方の由来を理解しておくと理解が深まりやすいでしょう。
ぜひ難しい漢字の読み方を覚える参考にしてください。