この記事では、「旗印」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「旗印」の正しい読み方は「ハタジルシ」
「旗印」は「ハタジルシ」と読むのが正しい言葉です。
「旗」の字を「ハタ」と読み、「印」は通常「シルシ」と読みますがこの場合は濁音を用いて「ジルシ」と読みます。
「旗印」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「旗印」の間違いやすい読み方は「キイン」といえます。
音読みでは「旗」は「キ」、「印」は「イン」と読むことから上記のように読んでしまう可能性もありえますが、「旗印」は訓読みを組み合わせて読む言葉になります。
また、「旗」は名付けの際に「タカ」という読みを当てられる場合がありますが、「旗印」は「タカジルシ」などとは読まないので気をつけましょう。
「旗印」について説明
「旗印」は「旗に付ける紋所や文字」もしくはそれらをつけた旗を意味します。
「旗印」は戦場などで敵と味方の目印として用いられるものですが、武将の世界観や思想が表現されたものも多かったようです。
例えば、織田信長は明の通貨である「永楽通宝」をデザインした「旗印」を使い、豊臣秀吉はゴールドに輝く「旗印」を用いていました。
徳川家康は「葵の御門」が描かれた「旗印」と、「厭離穢土欣求浄土」と記された「旗印」を使い分けていたとされています。
また、「旗印」は上記のほかに「船舶等に掲げる旗」、「行動の目標となる主張や主義」といった意味も含まれています。
まとめ
「旗印」の正しい読み方は「ハタジルシ」です。
「キイン」や「タカジルシ」などとは読まないので注意しましょう。
「旗印」には複数の意味がありますので、それぞれの意味を把握しておくこともポイントです。
ぜひ参考にして、漢字の正しい読み方を理解してください。