この記事では、「土気色」【つちけいろ】の読み方を分かりやすく説明していきます。
「土気色」の正しい読み方は「つちけいろ」と「どきしょく」のどちら
正しい読み方は「つちけいろ」といい、「どきしょく」とは読みません。
「どき」と変換すれば土器と表示されるように、こちらの漢字の方が自然に読めます。
土の色を表す言葉のため、土【つち】のように見える色という意味になるように、「つちけいろ」と読むわけです。
正しい読み方の結論
まるで黒ずんだように青黒く見える人の顔を表す「土」と、顔色を意味する「気色」を組み合わせたものであり、どこか正気を失ったような人の顔色を表せる言葉なのです。
このように、正気を失ってしまう状態になるのは、事故に遭って重症を負ったとき、あまりの痛みで顔色が変わってしまうとか、重い病気にかかり、症状が進んで助からない状態であるためです。
「土気色」の意味
あまりの忙しさにやつれてしまったり、血の気がなくなるほど疲れているという人は、健康的な肌色ではなく、茶色に黒色を混ぜたような薄気味悪い顔色になるため、いかにも不健康であると分かります。
また、アジソン病や肝臓がん、急性肝炎などにかかり、症状が重くなると顔が「土気色」になってしまうので、重い病気にかかっていることが分かるのです。
「土気色」の言葉の使い方や使われ方
・『事故現場で大破した車の中に残された人の顔が土気色で死を悟った』
・『あんなにも顔色が良かった兄が病気にかかり、顔が土気色になる』
・『久々に会った叔父は痩せ細り、顔が土気色で気の毒に思える』
まとめ
健康的な顔色ではなく、あきらかに顔色が悪く見えるとき当てはまる言葉です。
もし、目の前にいる人の顔色がかなり黒ずんでいると思うとき使って、いかに肌の色が悪いか表してみるといいでしょう。