この記事では、「胡座」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「胡座」の正しい読み方は「あぐら」と「こざ」どちら
「胡座」には2つの読み方があります。
1つ目は「あぐら」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「こざ」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「胡座」の正しい読み方は「あぐら」「こざ」の2つになります。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「胡座」の意味
「胡座」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「あぐら」と読む場合、「地面にお尻をつけて、両膝を開き脚を組む座り方」「貴族の座る床の高い台」「材木を組んで作った足場」「折り畳み式の簡易腰掛け」と言意味です。
「あぐら」の「あ」は「足(あ)」のこと、「ぐら」は「座(くら)」のことで、「高く設けられた場所」という意味です。
「あぐら」は元々、大陸から入ってきた異民族の貴族が座る高い腰掛けのことでした。
日本では古くから床に座る習慣があり、次第に「あぐら」が「脚を開いて組み座ること」に使われる様になりました。
「胡座」は「胡坐」とも書き、「胡」は「異民族」という意味で、「あぐら」の「和製読み」として使われています。
「胡座」の言葉の使い方や使われ方
「胡座」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『和室で父が胡座(あぐら)をかいている』
・『彼は今の役職にどっぷりと胡座(あぐら)をかいている』
・『彼女の両親に勧められて胡座(こざ)で座る』
まとめ
今回は「胡座」の読み方について紹介しました。
「胡座」の正しい読み方は「あぐら」「こざ」の2つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。