この記事では、「沙汰」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「沙汰」の正しい読み方は「さた」と「とうた」どちら
「沙汰」は「さた」と読み、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「沙」の音読みは「さ・しゃ」、訓読みは「すな・みぎわ・よな(げる)」、「汰」の音読みは「た・たい」、訓読みは「よな(げる)・にご(る)・おご(る)」です。
「とうた」は「淘汰」と書き、違う語です。
正しい読み方の結論
「沙汰」の正しい読み方は「さた」です。
「とうた」とは読みません。
「沙汰」の意味
「沙汰」意味は「ものごとの是非や善悪を裁定すること」「決定したことを知らせること」「便り」「話題として取り上げること」「問題となる様な事件や行為」です。
動詞の連用形や、名詞などに後に付く場合は「ざた」と連濁になります。
語源は「沙」は「砂」という意味、「汰」は「洗ってより分ける」という意味、「沙汰」で「砂を洗って砂金をより分けること」になります。
ここから転じて「善悪をより分ける」「是非や善悪を裁定する」という意味になり、更に転じて「話題として取り上げる」「決まった処置のこと」として使われる様になりました。
「沙汰」の言葉の使い方や使われ方
「沙汰」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『追って沙汰するまで待機しなさい』
・『彼の行動は正気の沙汰ではない』
・『酔っぱらった勢いでケンカして警察沙汰(ざた)になる』
まとめ
今回は「沙汰」の読み方について紹介しました。
「沙汰」の正しい読み方は「さた」で、「とうた」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。