この記事では、「入魂」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「入魂」の正しい読み方は「じゅこん」と「にゅうこん」どちら
「入魂」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みについて確認します。
「入」の漢字の音読みは、「ニュウ・ジュウ・ジュ」であり、訓読みは「はい(る)・い(る)」です。
また「魂」の漢字の音読みは「コン」で、訓読みは「たましい」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば「じゅこん」と「にゅうこん」の、いずれとも読める可能性があることが分かります。
しかし、どちらが正しいかは、この分析からは判断できません。
さて、「入魂」の正しい読み方は、「じゅこん」と「にゅうこん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「入魂」は一般的には「にゅうこん」と読まれますが、辞書には「じゅこん」の表記もあり、結論としては、いずれも正しいと言うことになります。
ただし、次に説明するように、読み方によって少し意味が違って来るので注意が必要です。
「入魂」の意味
「入魂」を「じゅこん」と読む場合は、「親密であること」を意味します。
そして「にゅうこん」と読む場合は、上記の意味と「物事に精神や魂を注ぎ込むこと」の意味の二つの意味となります。
「入魂」の言葉の使い方や使われ方
・『高校野球のピッチャーである彼のグラブには、月並みですが、一球入魂の文字が書かれています』
・『彼らとは、幼い頃から入魂の関係です』
まとめ
「入魂」は、一般的には「にゅうこん」と読まれますが、辞書には「じゅこん」の表記もあり、いずれも正しいと言うことになります。
また、この「入魂」を「じゅこん」と読む場合は、「親密であること」を意味し、「にゅうこん」と読む場合は、この意味と「物事に精神や魂を注ぎ込むこと」の意味の二つの意味となります。
