「耽読」という言葉は何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「耽読」の正しい読み方と意味について解説します。
「耽読」の正しい読み方は「たんどく」と「ちんどく」どちら
「耽読」という言葉の読み方として「たんどく」と「ちんどく」が考えられます。
「たんどく」と「ちんどく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「耽読」の正しい読み方は「たんどく」です。
「耽」は「耽美」【たんび】「耽溺」【たんでき】など「たん」と読み、「読」は「読書」【どくしょ】「音読」【おんどく】など「どく」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「たんどく」が「耽読」の正しい読み方です。
「耽」に「ちん」という読みはなく「ちんどく」は誤った読み方です。
「ちんどく」は「耽」を「沈」と見間違えたことによる誤読であり、そのような読み方で読むことはありません。
「耽読」の意味
「耽読」とは、「一心に読みふけること」を意味する言葉です。
他の事を考えずただひたすらに一つのことだけに夢中になって専念することを「耽ける」【ふける】といいます。
大事なことを放り出してそのことに夢中になるようなマイナスのイメージを持ち、堕落や退廃のニュアンスを含みます。
「耽読」は読みふけること、つまり他の事を考えず読むことに夢中になっている様子を表す言葉です。
「耽読」の言葉の使い方や使われ方
・『明け方まで小説を耽読する』
・『漫画を耽読するあまり勉強がおろそかになっている』
・『連休中は大好きな推理小説を耽読して過ごした』
まとめ
「耽読」は「たんどく」が正しく「ちんどく」は漢字の見間違いによる誤った読み方です。
日常ではあまり使わない言葉ですが覚えておきましょう。