「逐電」は何という読み方で読むのが読むのが正しい言葉なのでしょうか。
今回は、「逐電」の正しい読み方と意味について解説します。
「逐電」の正しい読み方は「すいでん」と「ちくでん」どちら
「逐電」という言葉の読み方として考えられるのは「すいでん」と「ちくでん」の2つです。
「すいでん」と「ちくでん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「逐電」の正しい読み方は「ちくでん」です。
「逐」は「逐次」【ちくじ】「放逐」【ほうちく】など「ちく」と読みます。
「電」は「電撃」【でんげき】「帯電」【たいでん】など「でん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「ちくでん」が「逐電」の正しい読み方です。
「逐」に「すい」という読み方はなく「逐電」を「すいでん」と読むことはありません。
「すいでん」は「逐」と「遂」【すい】を見間違えたことによる誤った読み方です。
「逐電」の意味
「逐電」とは、「素早く逃げて姿を隠すこと」を意味する言葉です。
「逐電」の「逐」には追いかけるという意味があり「電」は稲妻を表しています。
「逐電」の本来の意味は稲妻を追いかけるぐらい素早く動くことでしたが、周囲の人間が追いつけないくらい素早く動くことから転じて「追っ手に捕まることなく素早く逃げて行方をくらますこと」という意味で使われています。
「逐電」の言葉の使い方や使われ方
・『真面目だったあいつが逐電したとはとても信じられない』
・『逐電した藩士に追っ手が差し向けられた』
・『幕府に訴えるために証拠を持って逐電する』
まとめ
「逐電」は「すいでん」ではなく「ちくでん」が正しい読み方です。
時代劇や時代小説くらいでしか耳にすることのない古い言い回しですがこの機会に正しい読み方と意味を知っておきましょう。