この記事では、「銀杏」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「銀杏」の正しい読み方は「いちょう」と「ぎんなん」どちら
正しい読み方の結論として、「銀杏」は「いちょう」と「ぎんなん」のどちらでも読むことができます。
「銀杏」の意味
「銀杏(いちょう)」とは、イチョウ科イチョウ属に分類される落葉高木のことを言います。
高さは30mくらいあり、裸子植物で、雌雄異株です。
4、5月頃開花し、9、10月頃に実(種子)がなります。
一方、「銀杏(ぎんなん)」は、「いちょう」の種子のことを指しています。
「いちょう」の雌株に「ぎんなん」がなり、非常に臭い外側の皮を除いて、食用にします。
「銀杏」の「銀」は、「ぎん(のような色)」や「しろがね」などの意味があります。
また、「杏」は、「あんず」や「からもも」などの意味を持っています。
「銀杏」の言葉の使い方や使われ方
・『私は毎年秋になると、銀杏(ぎんなん)を拾いに行きます』
・『銀杏(いちょう)並木が黄色く染まっていて美しい光景だ』
・『銀杏(ぎんなん)は強烈な臭さがあり、処理は大変ですが、とても美味しいです』
まとめ
「銀杏」の「銀」は音読みで「ギン」、訓読みでは「しろがね」と読みます。
また、「杏」は音読みで「キョウ」、「アン」、訓読みでは「あんず」となります。
そのため、「銀杏」は「ぎんあん」と読むことができますが、日本語の連声(れんじょう)によって、「ぎんなん」と変化させて読んでいます。
「いちょう」は「銀杏」の他にも、「公孫樹」や「鴨脚樹」と書くことができます。
秋の黄葉は美しいですが、「いちょう」の葉が綺麗に黄色く色づくためには、昼間と夜間の気温差や、湿度、または大気などの条件が揃う必要があるようです。