この記事では、「彼奴」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「彼奴」の正しい読み方は「きゃつ」と「やつ」どちら
「彼奴」には4つの読み方があります。
1つ目は「あやつ」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「あいつ」で、こちらも熟字訓です。
3つ目は「かやつ」、4つ目は「きゃつ」で、いずれも熟字訓です。
「彼」の音読みは「ひ」、訓読みは「かれ・かの」、「奴」の音読みは「ど・ぬ」、訓読みは「やつ・やっこ」です。
「やつ」という読み方は文章中で効果を出す為に使われる俗語読みで、辞書には載っていません。
正しい読み方の結論
「彼奴」の正しい読み方は「あやつ」「あいつ」「かやつ」「きゃつ」で、読み方により多少意味が違ってきます。
「彼奴」の意味
「彼奴」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「あやつ」「あいつ」と読む場合、「三人称の人代名詞で、相手を見下す語」「遠くにある物の代名詞」という意味です。
「かやつ」「きゃつ」と読む場合、「三人称の人代名詞、主に男性につかわれ、見下す他に親しみを込めても使う」という意味です。
「彼」は古語では「遠くにあってその場にいない人」という意味があり、「あやつ」は「彼方(あなた)の奴(人)」、「きゃつ」は「彼方(かなた)の奴(人)」を表しています。
「彼奴」の言葉の使い方や使われ方
「彼奴」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼奴(あいつ)は必ず約束を守る』
・『彼奴(あやつ)も中々やるな』
・『彼奴(きゃつ)めらは全員不良仲間だ』
まとめ
今回は「彼奴」の読み方について紹介しました。
「彼奴」の正しい読み方は「あやつ」「あいつ」「かやつ」「きゃつ」です。
正しく読める様に覚えておきましょう。
