この記事では、「不躾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「不躾」の正しい読み方は「ぶしつけ」と「ふび」どちら
「不躾」は「ぶしつけ」と読み、音訓読みとは、音読みと訓読みが組み合わさった読み方で、「重箱読み」とも言います。
「じゅう」は音読み、「ばこ」は訓読みであるからです。
「不」の音読みは「ふ・ぶ」、訓読みは「~ず」、「躾」は訓読みで「しつけ」のみで、「ふび」とは読みません。
因みに、音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方、訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「不躾」の正しい読み方は「ぶしつけ」です。
「です。
とは読みません。
「不躾」の意味
「不躾」の意味は「礼儀作法を身に付けていないこと」「相手に対し敬意を払う態度を取らないこと」です。
「不」は打消しの意味の語、「しつけ」の語源は仏教用語の「習気(じっけ)」という言葉で、「習慣性」という意味です。
音変化により「しつけ」と言われるようになると、「作り上げる」という意味の「しつける」という動詞と混同されて使われる様になり、現在でも「仕付け」と表記されることもあります。
「仕付け」には「仮縫い」という意味もあることから、武家の用語として「躾」の漢字が作られ、当てはめられたのです。
「不躾」の言葉の使い方や使われ方
「不躾」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『不躾な質問をお許しください』
・『彼は不躾にじろじろと人を見る』
・『彼女は不躾だが明るくて素直な性格だ』
まとめ
今回は「不躾」の読み方について紹介しました。
「不躾」の正しい読み方は「ぶしつけ」で、「ふび」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。