この記事では、「冒す」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「冒す」の正しい読み方は「おかす」と「ぼうす」どちら
「冒す」は「おかす」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「冒」の音読みは「ぼう・ぼく・もう」、訓読みは「おか(す)・おお(う)・むさぼ(る)・ねた(む)」ですが、「冒す」と表記する場合「ぼうす」とは読みません。
因みに、音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「冒す」の正しい読み方は「おかす」です。
「ぼうす」とは読みません。
「冒す」の意味
「冒す」の意味は「危険や困難を覚悟の上であえてする」「聖域・尊厳などを汚し傷つける」「他人の姓を名のる」です。
「おかす」には「犯す・侵す・冒す」の漢字表記があり、語源は全て同じ古語の「をかす」で、「法律・道徳などを破る」「(心や体を)害する」「女性に乱暴する」「侵略する」という意味です。
「冒」の漢字は「目」の上に帽子をのせた姿を現す会意文字で、「目を覆う様子」から転じて「突き進む」「押し切って進む」という意味になりました。
「冒険」など、あえて危険を承知で無謀なことをする様子に使われています。
「冒す」の言葉の使い方や使われ方
「冒す」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『船が荒れた海を冒して港を出る』
・『この一帯は聖域なので冒してはいけない』
・『訳あって里親の姓を冒す』
まとめ
今回は「冒す」の読み方について紹介しました。
「冒す」の正しい読み方は「おかす」で、「ぼうす」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。