この記事では、「徐に」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「徐に」の正しい読み方は「おもむろに」と「じょに」どちら
「徐に」は「おもむろに」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「徐」の音読みは「じょ」、訓読みは「おもむろ」ですが、「徐に」と表記する場合「じょに」とは読みません。
因みに、音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「徐に」の正しい読み方は「おもむろに」です。
「じょに」とは読みません。
「徐に」の意味
「徐に」の意味は「落ち着いて、ゆっくりと行動する様子」です。
気持ちに余裕を持ち、ゆっくりと何かをする予様子を表します。
「おもむろに」の語源は、古語の「おもぶる」という語とされ、「物静かな様子」「ゆったりした様子」という意味です。
「徐」という漢字は「先の鋭い除草具」を表す会意文字で、「自由にのびる」「のびやかな様子」という意味です。
ここから「おもむろに」のという漢字として使われる様になりました。
現在では「不意に」という意味で使われることもありますが、元々誤用であり、一般化した使い方です。
「徐に」の言葉の使い方や使われ方
「徐に」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼は徐に立ち上がって窓を開けた』
・『上司は徐に口を開いて役員会議での決定事項を告げた』
・『声を掛けると彼は徐に振り向いて笑顔を見せた』
まとめ
今回は「徐に」の読み方について紹介しました。
「徐に」の正しい読み方は「おもむろに」で、「じょに」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。