「朦朧」という言葉はどのような状態を表す言葉で何と読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「朦朧」の正しい読み方と意味について解説します。
「朦朧」の正しい読み方は「もうろう」と「おぼろげ」どちら
「朦朧」という言葉の読み方としては「もうろう」と「おぼろげ」の2つが考えられます。
「もうろう」と「おぼろげ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「朦朧」の正しい読み方は「もうろう」です。
「朦」は「朦気」【もうき】「朦霧」【もうむ】など「もう」と読みます。
「朧」は「朧月」【ろうげつ】「朧夜」【ろうや】など「ろう」と読むほか、「朧銀」【おぼろぎん】「朧雲」【おぼろぐも】など「おぼろ」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「もうろう」が「朦朧」の正しい読み方です。
「朦朧」を「おぼろげ」とは読みません。
「おぼろげ」は「朧気」と書く別の言葉の読み方です。
「朦朧」の意味
「朦朧」とは、「ぼんやりとしてはっきりしないさま」を意味する言葉です。
霞んだようにはっきりしないさまを表し物事の内容や意味が理解できない様子を表すときにも使いますが、一般的には意識がはっきりしておらず正常な判断ができない状態を表す時に用いられる言葉です。
意識を喪失してはいないもののまともに受け答えが出来なかったり今どこで何をしているのかがはっきり分からなかったりなど、意識が明瞭ではなく確かではない様子を表します。
「朦朧」の言葉の使い方や使われ方
・『意識が朦朧としている』
・『暑さで頭が朦朧としてきた』
・『何度説明されても意味朦朧で全く理解できない』
まとめ
「朦朧」の読み方は「もうろう」です。
「おぼろげ」と読むのは「朧気」なので混同しないようにしっかり覚えておきましょう。