この記事では、「御中」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「御中」の正しい読み方は「おんちゅう」と「ごちゅう」どちら
「御中」の言葉は、多くの方が使われたことがあり、その読み方についても理解されていると思いますが、おさらいの意味で、この記事を確認いただければと思います。
最初に、「御中」に使われている個別の漢字の読み方について説明します。
「御」の漢字の音読みは「ギョ・ ゴ」で、訓読みは「おん・お・み」です。
また「中」の漢字の音読みは「チュウ・ジュウ」で、訓読みは「なか」です。
これから「御中」の読みは、訓読み+音読みの組み合わせなら「おんちゅう」と読めますし、音読み+音読みの組み合わせなら「ごちゅう」と読む事も出来ます。
従って、個別の漢字の読みからは、いずれが正しい読み方かを判断することは出来ません。
さて、「御中」の読み方としては、「おんちゅう」と「ごちゅう」のどちらが正しいのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「御中」の読みは「おんちゅう」が正しく、「ごちゅう」と読むのは間違いです。
ちなみに、熟語の読みとしては、一般的には音読み+音読みが多いのですが、「御中」の様に、訓読み+音読みの順で組み合わせられる熟語は「湯桶読み」と呼ばれて、決して稀なことでもありません。
「御中」の意味
「御中」とは、「郵便物などで、官庁・会社・団体などの宛名の下に書き添える敬意を示す言葉」です。
「御中」の言葉の使い方や使われ方
・『同封されている封筒には、企業の住所と○○行と宛名が印刷されている場合が多いですが、返送する際には、○○御中と手書き修正するのがマナーです』
・『企業宛の部署名の宛先に○○様とするのは誤りで、○○御中とすべきです』
まとめ
「御中」の読みは「おんちゅう」が正しく、「ごちゅう」と読むのは間違いです。
また、「御中」とは、「郵便物などで、官庁・会社・団体などの宛名の下に書き添える敬意を示す言葉」です。