この記事では、「九品仏」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「九品仏」の正しい読み方は「くほんぶつ」と「くひんぼとけ」どちら
「九品仏」は「くほんぶつ」と読み、音読みとなります。
「九」の音読みは「きゅう・く」、「品」の音読みは「ひん・ほん」、「仏」の音読みは「ぶつ・ふつ」と読みます。
「品」を「ほん」と読むのは常用外で、日常ではほとんど使われません。
なお、「くひんぼとけ」は誤りになります。
正しい読み方の結論
「九品仏」の正しい読み方は「くほんぶつ」です。
「くひんぼとけ」とは読みません。
「九品仏」の意味
「九品仏」は「仏教用語で、九種類の階級に対応する九体の阿弥陀如来のこと」という意味です。
仏教では、人は現世での行いにより、極楽浄土に生まれかわる際9種類の階級に分かれると言われています。
これを「九品(くほん)」と言い、現世で素晴らしい善行を積んだものは「上品上生(じょうぼんじょうしょう)」に生まれ変わり、臨終と共に仏様がお迎えにきて、すぐに浄土へ行けるとされています。
この「九品」は「上品・中品・下品」の三段階に分かれ、更にそれぞれの段階で「上生・中生・下生」の3つに分かれ、合計「九段階」に分かれています。
この「九段階=九品(くほん)」に対応する「仏様」という意味で、「くほんぶつ」と呼ばれる様になりました。
「九品仏」の言葉の使い方や使われ方
「九品仏」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『九品仏をお参りする』
・『九品仏の地名は九体の阿弥陀如来像にある』
・『自分が九品仏のうちどの仏様になるのか気になる』
まとめ
今回は「九品仏」の読み方について紹介しました。
「九品仏」は「くほんぶつ」も「くひんぼとけ」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。