「億劫」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「億劫」の読み方とは? 読み方

この記事では、「億劫」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「億劫」の正しい読み方

「億劫」の正しい読み方は「おっこう・おっくう」です。

「おっ・こう」は音読みになります。

音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。

「億」の音読みは「おく」ですが「おっ」と読むのは促音化(そくおんか)です。

促音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、発音しやすくするため、前の語の語尾が「っ」に変化する文法です。

「おっくう」は字訓という読み方です。

熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。

「億劫」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「億劫」「おくごう」「おっきょう」などと間違って読まれることがあります。

「億劫」について説明

「億劫」の意味は以下の通りです。

「おっこう」と読む場合、「仏教用語でとてつもなく長い時間がかかることのたとえ」という意味です。

「おっくう」と読む場合、「それをするのがわずらわしく気が進まない様子」という意味です。

日常では「おっくう」として使われることが多く、形容動詞として「億劫だ・である」「億劫に感じる」などと言います。

似た意味の言葉に「面倒(めんどう)」があり、「手間がかかったり解決が容易でなかったりして、わずらわしいこと」という意味です。

「億劫」「わずらわしくて気が進まないこと」で、感情的なニュアンスが強くなります。

「億劫」の言葉の由来

「億劫」の語源は、上記で紹介した仏教用語で、「億」「一億」「劫」「時間の単位」「億劫」「一億の時間」、つまり「非常に長い時間」という意味、転じて「気が進まずに時間が長くかかる様子」として使われる様になりました。

まとめ

今回は「億劫」の読み方について紹介しました。

間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。

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