この記事では、「凄絶」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「凄絶」の正しい読み方は「せいぜつ」と「すごぜつ」のどちら
たとえようもないほど人々がひどい死に方をしているとか、印象に残るほど気持ち悪さを感じて吐き気がする死体を見たなど、まさに言葉では言い表せないほど凄いさまを見た人がどれだけひどい状況であるか表すとき「凄絶」【せいぜつ】を使います。
すごぜつと読んで「凄絶」と変換してもないように、一般的には使われていない言葉です。
正しい読み方の結論
「凄」は音読みで「せい」と読み、「絶」は「ぜつ」となるため、2つの漢字を掛け合わせると「凄絶」と書いて「せいぜつ」といいます。
「凄」の意味は「すさまじい」になるため、目の前に広がる事件現場にどす黒い血が広がっていたり、人の体がバラバラになって肉が飛び散っているようなひどい状況を表す言葉になるわけです。
「凄絶」の意味
目を覆うような言葉では言い表せない事故現場は車が大破し、人が奇妙な体勢で亡くなっていたり、戦争で争う兵士が切り合っておぞましいほどの数の死体が山積みになっているとき「凄絶すぎる光景だ」と驚きと恐怖心が入り乱れる気持ちを表します。
他には、「非常に凄絶な現場」と使ってみたり、「凄絶な戦い」とどれだけひどい戦いが繰り広げられていたかを伝えられます。
「凄絶」の言葉の使い方や使われ方
・『殺人現場に足を踏み入れたとき、凄絶な現場の光景に気絶した』
・『黒く焼け焦げた人の死体が転がる凄絶な火災現場に愕然とする』
・『画家は食事にも困り、凄絶な人生を送っていた』
まとめ
ただ凄いというだけでなく、衝撃的な状況を表すときいかにひどいあり様かを「凄絶」という漢字2文字で伝えてみれば、相手にどれだけ凄い状況か伝えられるでしょう。