この記事では、「卒塔婆」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「卒塔婆」の正しい読み方は「そうとうば」と「そとうば」どちら
「卒塔婆」には2つの読み方があります。
1つ目は「そとば」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の語(熟字)に、ある意味の言葉をあてはめて普段使わない読み方をするものです。
2つ目は「そとうば」で、「そとば」からの音変化です。
正しい読み方の結論
「卒塔婆」は「そとば」または「そとうば」と読みます。
「そうとうば」とは言いません。
「卒塔婆」の意味
「卒塔婆」は、「塔婆(とうば)」とも呼ばれ、墓地で墓石の後ろに立てられている、個人の追善供養(ついぜんくよう)の為に作られた細長い木の板のことです。
追善供養とは、故人が早く極楽浄土へ行ける様に遺族が徳を積んであげるもので、「卒塔婆」の数が多いほど故人の供養になると言われています。
「卒塔婆」の語源はサンスクリット語の「stupa」で、カタカナにすると「ストゥーパ」になり、「頭部」「高くあらわれる」という意味で、元々土を小高く盛り上げたお墓や塚を表す言葉でしたが、お釈迦様の死後は骨を納める五輪塔のことを表す様になりました。
その「ストゥーパ」が中国に伝わり「卒塔婆」という漢字になり、日本に伝わってきたのです。
「卒塔婆」の言葉の使い方や使われ方
「卒塔婆」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『卒塔婆を立てて故人を供養する』
・『お墓に古い卒塔婆がたくさんあって怖い』
・『卒塔婆の相場は1万円前後だ』
まとめ
今回は「卒塔婆」の読み方について紹介しました。
「卒塔婆」は「そとば」「そとうば」と読み、どちらも同じ意味です。
「そうとうば」は誤りですので正しく使える様に覚えておきましょう。