この記事では、「博士」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「博士」の正しい読み方は「はかせ」と「はくし」どちら
「博士」には2つの読み方があります。
1つ目は「はかせ」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の語(熟字)に、その言葉が本来持つ一つの意味をあてはめる文法です。
2つ目は「はくし」で、音読みになります。
音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方で、「博」の音読みは「はく・ばく」、「士」の音読みは「し」になります。
正しい読み方の結論
「博士」は「はかせ」「はくし」どちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「博士」の意味
「博士」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
1つ目は「はかせ」と読む場合で、「学問や専門的な分野に詳しい人」という意味で、しっかり勉強して専門的な知識を身に付けた人のことです。
2つ目は「学位としての博士の俗称」という意味で、下で紹介する「博士号」を取得した人の呼び名のことです。
「はくし」と読む場合、「大学院の博士課程を修了して、論文試験に合格した者に与えられる学位」「論文試験に合格して、博士課程修了と同等以上の学力があると認められた者に与えられる学位」という意味です。
「博士」の言葉の使い方や使われ方
「博士」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『うちの息子は鉄道博士(はかせ)と呼ばれている』
・『AI開発で博士(はかせ)の助手を務める』
・『彼は大学院を卒業して博士(はくし)号を持っている』
まとめ
今回は「博士」の読み方について紹介しました。
「博士」は「はかせ」も「はくし」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。